相続手続き代行の実績
一般的な相続手続きはもちろん、連絡先も知らない相続人がいるケースであっても、その相続人全員にハンコをもらい、もめることなくすべての相続手続きを完了させることを弊所は得意としています。
一般的には難しいとされる以下のような案件についても完了に導いた実績があります。
■ 先妻の子は相続人にならず、後妻の兄弟姉妹が相続人になったケース |
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相続人:後妻の兄弟姉妹計5人(平成16年受託) 結果:先妻のお子様は相続人にはならなかったが、結果的には先妻のお子様が財産を相続することができました。 |
■ 40年以上連絡をとっていない母親がいたケース |
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相続人:父・疎遠の母(平成16年受託) 結果:母親の所在地を探し、手紙を送ると「相続しない」という返事をしてくださり、署名捺印を頂き、無事、すべての相続手続きを完了することができました。 |
■ ご高齢の相続人が多く、まったく前に進まなかったケース |
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相続人:兄弟姉妹(甥・姪を含む)計16人(平成17年受託) 結果:お客様が最初に説明した時は理解してもらえず、全く手続きが進まない状態が続いたものの、当職が手紙を送ると署名押印を頂くことができ、無事、すべての手続きが完了しました。 |
■ 海外在住の相続人がいたケース |
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相続人:子5人(1人海外在住)(平成17年受託) 結果:海外在住の相続人が日本に帰ってくることなく、また、郵便物が届かないというアクシデントを乗り越え、すべての相続手続きが完了しました。 |
■ 相続人にハンコをもらわず、払戻しを受けたケース |
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相続人:甥2人(平成18年受託) 結果:自筆の遺言書があったものの金融機関からは相続人全員のハンコを求められていたが、当職が手続きを代行することで相続人全員のハンコなく、払戻しを受けることができました。 |
■ 妻の相続手続きが完了する前に夫が亡くなってしまったケース |
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相続人:兄弟姉妹(甥・姪を含む)計8人(平成19年受託) 結果:妻が亡くなった後、夫が認知症となり、全く手続きが進まないまま今度は夫が亡くなってしまったが、妻の相続手続きと夫の相続手続きを当職が代行し、無事、すべての相続手続きが完了しました。 |
■ 行方不明の相続人がいたケース |
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相続人:兄弟姉妹(甥・姪)計6人(うち1人行方不明)(平成20年受託) 結果:戸籍上、相続人が生存していることは確認できたものの、居場所がわからなかったが、結局、その相続人に署名捺印をもらうことなく金融機関の払戻手続きが完了しました。 |
■ 先妻の子がいるものの、後妻の兄弟が相続人になったケース |
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相続人:兄弟姉妹(甥・姪を含む)計5人(平成20年受託) 結果:後妻とその兄弟が仲が悪く、当初は手続きに協力してもらえなかったが、当職が関与することで手続きに協力してもらい、すべての手続きが完了しました。 |
■ 手続き完了まで約2年かかったケース |
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相続人:兄弟姉妹(甥・姪)計14名(うち1人海外在住)(平成21年受託) 結果:途中で相続人のうちお2人が亡くなったため、当初より相続人が増え、手続きが難航したものの、最終的にはすべての手続きが完了しました。 |
■ 30年近く手付かずでそのままになっていたケース |
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相続人:兄弟姉妹(甥・姪)計10名)(平成22年受託) 結果:相続手続きを行うつもりが、付き合いのない相続人が多く、手付かずの状態で相続人が高齢になり、これ以上引き延ばすことができず、当職が手続きを行い、無事、すべての相続人に署名捺印をもらい、手続きが完了しました。 |
■ 浪費家の息子がいたケース |
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相続人:母・子3人(平成23年受託) 結果:子の1人が浪費家で、今後もお金のトラブルが続きそうだったので、書面によるトラブル防止をアドバイスし、遺言書の作成を勧め、無事、トラブルになることなく遺言書どおりの手続きが完了しました。 |
■ 面識のない先妻のお子様が相続人となったケース |
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相続人:妻・子計7人(平成25年受託) 面識のない先妻のお子様が相続人となり、ご理解頂けるかどうか不安に思っていたが、当職が相続のご連絡をすると、トラブルになることなく署名捺印を頂け、すべての手続きが完了しました。 |
などがあります。
相続手続きをたくさんさせて頂いていると、中には上記のような非常に複雑な案件もあります。
相続問題は法律だけでは解決できません。
このように、さまざまなケースの相続手続きを代行させて頂くことで、より柔軟に個々のケースに最適な手続き方法をご提案でき、それがトラブルを防止し、かつ、お客様に負担なく手続きを完了することができる大きな理由かなと考えています。
非常にやりがいのある、しかし、責任のある仕事であると肝に銘じ、今後もトラブルのない相続手続きを目指し、研鑽していく所存です。
岩本行政書士・社労士総合オフィス
行政書士・相続アドバイザー
上記の中でも特に印象に残った案件
「先生の言うとおり、慎重に手続きを進めて良かったです。」
遺言書がある場合、基本的には遺言書をもとに相続手続きができますので、手続き面では特に心配することはありません。
ですが、遺言書をもとに手続きをしたいというこのケースの場合、お客様にはきちんと理由を説明した上で、私は慎重に様子を見ながら相続手続きを進めることをご提案しました。
今までの経験から、「急いで相続手続きをしないほうが良い」と、判断したからです。
実は、下手な動きをするとトラブルになり、かつ、お客様に不安を与え、相続手続きに支障が出ることを想定してのことでした。
案の定、手続きが進まないかもと心配することもありましたが、遺言書があったこと、そして慎重に手続きを進めたことが功を奏し、無事依頼者様や遺言者のお望み通りの相続手続きを行うことができたのです。
(もともと、数百万円の財産を渡すおつもりでしたが、結果的には1円もお渡しすることなく、かつトラブルになることなく、相続手続きを完了することができたのです)
特に何も事情がなければ、手続きをスムーズに進めることを最優先としますが、特殊な案件の場合、ある程度時間がかかっても、安心、確実を優先して手続きを進めた方がいい場合もあります。
それぞれの案件の背景、お客様の心情等を踏まえ、今までの経験から、これから起こりうる問題を想定し、その問題を起こらないよう配慮して相続手続きを進める。
それらのことに配慮したおかげで、トラブルなく相続手続きが完了し、
「先生の言うとおり相続手続きを進めて本当に良かったです!」
と、お客様に大変喜んで頂きました。
相続手続きを代行させて頂くことは、お客様にとっては無駄な時間がなくなるということが、依頼するメリットの一つだと思います。
でも、実は、相手方の様子を見ながら、トラブルを防ぐにはどうすればいいかを常に考え、お客様に負担なく相続手続きを完了させることができる。
それが、専門家に依頼する本当のメリットだと思いますし、それをお客様に強く感じて頂けたのではないかと思う、私自身非常に印象深い案件です。
2年半かかって望み通りの結果を得たケース
「藁をもすがる思いでメールしました。これから私はどうすればいいのでしょうか?」
ある年の12月、ある相続問題を抱えたお客様から1通のメールが届きました。
詳しくは書けませんが、初めてメール相談の内容を読んだ時、
「これは大変なことになったなぁ・・・」
「何かお力になれることはあるだろうか?」
と思ったのが正直な印象でした。
とりあえず、お客様の希望通りの結果が得られるかどうかわからないということを事前にご理解頂き、その上でお客様のご要望にお応えするため、一つ一つの相続手続きを進めていくことになったのです。
その間約2年半・・・。
結果がすぐには出ないということもあいまって、ご依頼頂いている案件のご相談、お問い合わせはもちろん、理不尽な役所の対応から普段の何気ない話まで、東京と大阪という距離を感じないくらい、お客様と私はメールのやり取りを続けました。
どんなに頑張っても自分の主張が認められなければ相続できないというとてつもない不安の中で、お客様は逃げずに精一杯その事実に向き合い、最後まで諦めず、相続手続きにご協力くださいました。
その姿を拝見して、私も何とかご希望の結果が得られるようにと一生懸命サポートさせて頂きました。
そんな我々の祈りが通じたのか、最初のメール相談から2年半が経過したある日・・・。
お客様の望みどおりの結果が得られたとのご報告を頂いたのです。
そのご報告を受けたとき、本当に嬉しくて嬉しくて・・・。
長かったそれまでの期間を振り返り、机の前でしばらく感慨に浸ったことを今でもはっきりと覚えています。
思い通りの結果が得られるかどうかわからないという不安の中で、それでも可能性があるならと勇気を持ってご依頼下さったお客様。
こんなに素晴らしいお客様と時間を共有し、お仕事をさせて頂けたこと・・・。私の人生の宝となる経験でした。
無事、手続きが終わった後にお客様から感謝のお言葉を頂きましたが、私もお客様に対し、感謝の気持ちでいっぱいでした。
私が関与したことで望むような結果が得られたということだけではなく、一度も直接お会いしたことのないお客様とこれだけ信頼関係が築けるものかということが嬉しく、ありがたくて・・・。
今でもはっきりと記憶に残っている案件です。
これらは、当事務所で実際に取り扱った相続手続きの事例のほんの一部ではありますが、これらの事例を参考にして頂き、相続手続きでお困りのお客様は、一度弊所にお問い合わせ頂ければと思います。
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