遺言書が完成するまでの流れは?
Q.質問 遺言書を作成したいと思うのですが、どういう手順で進めていけばいいのでしょうか? |
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A.行政書士・社会保険労務士岩本の回答 参考までに、弊所で遺言書作成のサポートをさせて頂いた実例をここでご紹介させて頂きます。 |
遺言書を作成しよう!と決意されました。
ただ、いざ作成するとなると、こんな不安、疑問、ありませんか?
- 何から手をつければいいの?
- 急いで作成したいけれどどうすればいいの?
- どんなことに注意して作ったらいいの?
こんな遺言書作成にまつわる不安、疑問を解消するため、弊所では遺言書作成のサポートを行っているのですが、弊所が実際ご依頼頂いた場合、どのように手続きを進めていくのかを、実際にあった事例をもとにご説明いたします。
遺言書が出来上がるまで
前提:公正証書遺言の作成サポートをさせて頂いた場合の事例です。
■1月10日 お問い合わせ
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内容 |
お客様 |
初めてのお問い合わせ。「遺言書を作成したいのですが・・・」というお電話を頂きます。 |
弊所 |
「お問合わせありがとうございます。まず、どういう内容の遺言書をご希望かお聞かせ頂けますか?」と言ってヒアリングをさせて頂きます。 |
お客様 |
「●●を妻に、▲▲を長男に相続させたいと思います。次男には何も相続させるつもりはありません。」とお話頂きます。 |
弊所 |
遺言書を作成するきっかけや、上記のような内容にする理由などを伺います。 |
弊所 |
お客様のご意向、ご家族の関係、財産の状況などを踏まえて最適な遺言の種類、内容についてアドバイス、ご提案させて頂きます。また、お見積もりもご提示致します。 |
お客様 |
「ではその内容でお願いします。費用も了解しました。」とおっしゃって頂き、正式受託。 |
弊所 |
「ありがとうございます。では、早速原案を作成するため、戸籍謄本等を取り寄せ、原案を作成致します。原案が出来次第、ご連絡致しますので、少しお時間を頂けますでしょうか?」 |
お客様 |
「了解致しました。では、よろしくお願い致します」ということで、この日の電話は終了。 |
■1月17日 原案完成・内容確認
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内容 |
弊所 |
「戸籍謄本等を取り寄せ、遺言書の原案を作成しましたので、遺言書の内容を確認して頂けますか?」と言って、原案をメール・ファックス・郵送のいずれかで送付。 |
お客様 |
「はい、これで問題ありません。」ということで、お客様の意思をきちんと確認させて頂きます。 |
弊所 |
原案をもとに、公証人と遺言書の作成について打ち合わせ等を行います。 |
弊所 |
「公証人と打ち合わせをして遺言書はほぼ出来上がりました。作成する日は21日13時か、25日15時のいずれかでいかがでしょうか?」ということで、具体的な作成日時を調整させて頂きます。 |
お客様 |
「では、21日13時でお願いします。」とおっしゃって頂き、遺言書の作成日決定。 |
弊所 |
「では当日は、実印等(その他省略)をお持ちください。」ということで、当日必要なものをご説明致します。 |
■1月21日 公証役場にて遺言書作成
弊所代表岩本、証人(弊所手配)、遺言者様、公証人が公証役場の別室に入り、遺言書作成開始。
あらかじめ打ち合わせしていた内容の遺言書をもとに、公証人が遺言書の内容を確認致します。
内容に問題がないことを確認して、弊所代表岩本、証人、遺言者様が署名捺印します。
正本、謄本を遺言者にお渡しし、公正証書遺言作成完了。
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内容 |
弊所 |
「これで遺言書が完成しました。ご協力ありがとうございました。遺言書の内容に変更があったり、不明なことが出てきたら、遠慮なくお問合わせくださいね。」 |
お客様 |
「この度はお世話になりました。ありがとうございました。」 |
と言って頂き、遺言書の作成業務は完了。
今回のケースでのお費用は、公証人の手数料を含めて総額約13万円でした。
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